元一部上場企業新卒採用担当者アラフォーから学生、就活生、社会人に捧げる教訓

公立大学への進学、カナダへの遊学、就職活動、営業、新卒採用、結婚、外資系企業への転職を通じて学んださまざまな教訓を書き連ねていきます。

組織で働いている私の実体験をみなさんの今までの人生に重ねてみる

前回はに引き続き自己分析について書きたいと思います。

まず、就職活動のゴール、企業に就職するとは?について考えてみましょう。

下記が私の中での答えです。

就職をする=組織で働く=様々な社内外の人たちと協力しながら目的を達成する

私は現在海外メーカーの営業を職業としています。営業の目標、つまりモノやサービスを売って利益を生み出すためには下記の人たちとの関わりがあります。

①海外本社の人、②海外工場の人、③海外支社の人、④日本支社の人、⑤お客様

①から⑤までざっくり書きましたが、④だけでも考えてみて下さい、営業、カスタマーサービス、加工、仕入れ、経理、法務、IT、人事、総務、テクニカルサポート、さらに各部署には平社員から役員までそれぞれの役割を持った人が色々いて、さらに自分が達成したい目標のために必要な人たちは都度変わってきます。日本で働いている私が彼らの協力をもらうために一番必要なことは何か?

 

やはり十人十色それぞれな人たちと上手く協力して働くことなのです。

 

これは営業だけでなく、組織で働く以上、どんな職種にも必ず必要な能力です。むしろ、この能力がないと組織で成功することはできません。

私は過去に営業成績が良いにも関わらず、カスタマーサービスのケアを怠ったために、私の業務を助けてもらえなくなり、営業に出かけることができず、お客様からの評価が下がり、競合他社にシェアを奪われ、さらに社内評価が最悪だったことがあります。仕事ができるだけではダメなんです。必ず周囲のケアができない人間はどこかで足を引っ張られます。

では、周囲の協力をもらいながら仕事を進めていくためには何が必要なのか?

積極的なコミュニケーション、相手を敬い、気遣う、相手の話を聞いて相手の立場を理解する、相手の立場で考える、自分と相手がお互いにハッピーになる方法を考えるなどなど基本的には謙虚で前向きな姿勢が大事だと思います。

これって、特に仕事だから大事なのではなく、生きていく上でめちゃくちゃ大事なことです。家族、友達、恋人、夫婦、すべての人間の関係において必要不可欠です。

だからこそ、今までのみなさんの人生の中でも何度となく、周囲の人間と関わり苦労したことやそこから学んだことがあるはずです!まずはどんな小さなことでもいいので、周囲の人間と関わったことの中で心に残っている楽しかったこと、大変だったこと書き出していきましょう。それぞれの出来事は必ずどこかでつながっています。なぜなら、みなさんは経験の中で必ず何かを学んでいるからです。

今までみなさんが周囲の人間と関わってきた中で学んだこと、それを新卒採用担当者は聞きたがっているのです。なぜならスキルや資格、経験にそこまで大差ない学生たちの中から一緒に働きたいと思える人が見つかる理由はみなさんが周囲の人間と今までどう関わってきたのか=人間性に依るところが一番大きいと考えます。

まずは今までの周囲の人間との関わりエピソードを書き出しまくりましょう!

次回は私が新卒採用担当者だった頃に、どうゆう部分に魅力を感じる人と感じない人がいたのかを語りたいと思います。本日もありがとうございました!